【無料お試し読み】BBTリアルタイム・オンライン・ケーススタディ Vol.1

good.book発行書籍の中身をお見せします。興味を持っていただけましたら書籍版もよろしくお願いします。

※書籍版は下記リンクよりご覧ください。


本書掲載のケーススタディはビジネス・ブレークスルー大学(以下BBT大学)提供のReal Time Online Case Study(略称、RTOCS)を基に収録したものです。RTOCSとは実際の企業や団体を取り上げ、「誰も正解を知らない現在進行形の経営課題」に対し、「実践」と「議論」による徹底的な論理的考察を経ることで、企業が直面している「本質的問題」を明らかにし、「経営者の視点で意思決定」を行う教育メソッドです。



『BBTリアルタイム・オンライン・ケーススタディ Vol.1』CaseStudy1より


CaseStudy1 あなたが「Coca-Cola Company CEO」ならばどうするか?

Question:あなたが「The Coca-Cola Company CEO」ならばどうするか?


今回のリアルタイムケース

あなたがThe Coca-Cola CompanyのCEOならば

健康志向の高まりから炭酸離れが進むなか、

どのような戦略で対処するか?

一つ目のケーススタディは世界最大の飲料会社であるThe Coca-Cola Company(以下Coca-Cola)の戦略についてです。

# 現在Coca-Colaに突きつけられている課題とは何でしょうか?

# 1919年からの長期経営企業に迫る環境変化とは何でしょうか?

もし、あなたがCoca-Cola CEOならどうするか。Coca-Colaの課題と戦略について一度、考えてみてください。

# 企業情報

ページをめくる前に…

次ページからはBBT大学学長・大前研一による「課題と戦略」案が続きます。

経営に正解はありません。

ページをめくる前に、あなたが経営者であったならどうするか、もう一度考えてみてください。


※本書収録の情報について

■本書はBBT大学総合研究所が学術研究及びクラスディスカッションを目的に作成しているものであり、当該企業のいかなる経営判断に対しても一切関与しておりません。■当該企業に関する情報は一般公開情報、報道等に基づいており、非公開情報・内部情報等は一切使用しておりません。■図表及び本文中に記載されているデータはBBT大学総合研究所が信頼できると判断した各種情報源から入手したものですが、当総研がその正確性・完全性を保証するものではありません。■BBT大学総合研究所として本書の情報を利用されたことにより生じるいかなる損害についても責任を負うものではありません。


BBT-Analyze:大前研一はこう考える

~もしも私がThe Coca-Cola Company CEOだったら~

大前研一とBBT大学総合研究所は、今回のケースに対して次のように考えます。

もちろんこれは「リアルタイムケース(今起きている、答えのない課題)」です。これからのビジネス環境がどう変化するか。企業がどう動くか。その正解はわかりませんが、今、我々が「The Coca-Cola Company CEO」ならば、こう考えます。

(ケーススタディ作成日:2015/3/8)


大前の考える今回のケースにおける課題とは

 業界における圧倒的なトップメーカーであるCoca-Colaは、先進国市場を中心とした「脱炭酸」を背景に2014年12月期は二期連続の減収減益となった。世界清涼飲料市場における炭酸飲料のニーズが3割であるのに対し、同社の製品ポートフォリオは7割が炭酸飲料であり、市場ニーズとの乖離が大きい。今後更に脱炭酸が進むと予測されるなか、「製品ポートフォリオの最適化」、ひいては「ビジネスモデルの再構築」が同社の課題となっている。


加速する炭酸離れ、飛躍するミネラルウォーター

#健康志向、ソーダ税…米国の炭酸飲料に吹く逆風

 昨今、米国では健康志向の高まりによる「炭酸離れ」が顕著です。どれほど炭酸離れが進んでいるかですが、今年(2015年)3月5日の朝日新聞では、米国で「コカ・コーラ」をはじめとする炭酸飲料の販売量が9年連続で減少しているという記事が組まれました。肥満対策の一環として炭酸飲料に課税する「ソーダ税 」も広がりつつあり、飲料各社が炭酸からの脱却を図らざるを得ない状況です。

 米国での炭酸離れを裏付けるデータがあります。図−1は米国の清涼飲料の市場推移ですが、まずミネラルウォーターの販売が伸びていることがはっきりとわかります。「ゲータレード」などのスポーツ飲料も微増ながら伸長している。一方、果汁飲料の販売は徐々に減少傾向にあり、目に見えて大きく減少しているのが炭酸飲料です。


#先進国市場においては炭酸飲料や果汁飲料が低迷

 ミネラルウォーターの躍進は、米国に限ったことではありません。図−2では、先進国・地域の清涼飲料の市場推移を示していますが、北米市場では炭酸飲料や果汁飲料といった、甘味系飲料が苦戦している一方、ミネラルウォーターが急増し、双方がほぼ同じレベルまできています。また西欧市場でも炭酸・果汁飲料が低迷しているなか、圧倒的に強いのがミネラルウォーターです。そのミネラルウォーターにしても、炭酸入りではないものが主流となっています。

 では日本市場の状況はどうかというと、確かにミネラルウォーターは伸びていますが、他の先進国市場との明確な違いは茶系飲料の消費量が最も大きく、更にはボトル入りコーヒーも大きなシェアを持っている点です。図−2では便宜上「その他」としてまとめていますが、茶系及びコーヒー飲料が大きなシェアを持つのが日本市場の特徴です。

 #ミネラルウォーターの躍進は新興国市場でも

 新興国・地域ではどうでしょうか。図−3を見ると、こちらでもミネラルウォーターが急増しているのがわかります。アジア・太平洋地域ではミネラルウォーターが群を抜いて上昇中です。中南米市場では、炭酸飲料市場が最大で成長も続けていますが、ミネラルウォーターの成長速度が炭酸飲料を上回っています。そして中東・アフリカ市場でも、ミネラルウォーターが大幅に伸びています。

 これらを加味し、図−4の世界の清涼飲料市場推移を見て言えることは、世界的にミネラルウォーターが非常に伸びているということです。トータルで均せば炭酸飲料や果汁飲料も伸びてはいますが、微増という程度に留まります。


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